ワタシ
ワタシにはその時、
その疑問の大きさを
理解するどころか
考えようとしなかった。
まさか、そんな
理由があっただなんて
気づきもしなかった。

リホと和解できてから、
ワタシはリホと普段
から話せるように
なった。
こうして話せるのも
リホが勇気を出して
くれたおかげだよね。
リホ、ありがとう。
――
リホはただ、リカが
苦手であっただけで
ワタシに不快感を
与えるつもりはなかった。
あの輪でも、ワタシを
避けるためでなく
つい同じ部活の友達
との話で盛り上がり
話すことができなかった。
リホが、和解した後も
ちゃんとワタシに
話してくれた。
それが
その事実が
ホンモノだったんだ。
――
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