ワタシ

「つくし、リカと最近仲いいから言えなかったんだけど…」
「うん」
「リカに気をつけたほぉがいいよ。」
「ナル達も言ってたけど…リホはなんでそぉ思うの??」
リホが話そうとして
いることが怖いのに、
ワタシの口はワタシ
の中で一番冷静だっ
た。
「１年の時、私リカと同じクラスだったんだけど…私も当時はリカと一緒にいたの。でも、１人になるのを極端に嫌がるっていうか…いじめられてるって思い込むんだよね…。いわゆる自意識過剰ってヤツかな??
それで…なんとしてでも自分が１人にならないように繋ぎとめておこうとするの…。
きっとすがりついてでも命乞いするよ、相手が自分に対して冷めたと思ったらね。」
ワタシはリホの話を、
はじめは信じられな
かった。
だってリカの振る舞い
やイメージからは、
そんなこと想像もつ
かなかったから。
『私あの子嫌いなんだよねッ!!マジうざい!!』
悪口は人並みに言うし、『つくしちゃん!!これメッチャ可愛くない!?』
可愛いものもちゃんとわかってるし、
『私はこう思うんだけどね?』
意見の食い違いもめったにない…
そんなリカが１人に
なるのが怖くてすが
りついてでも命乞い
??
あり得ない。
そんなこと…
信じらんない…―