ワタシ


『みさ~!!部活行こぉ!!』


やっとのことで
STが終わって
教室から出てきた
みさを呼ぶ。



みさは唯一同じ
部活のタメの子で、
恋が尽きないオトメ
チックな女の子



『お待たせ~!!なんかうちのクラスいっつも終わるのドベだからやだぁ~』

『そいえば遅いね!!先生の話長いの??』


こんなことを話ながら、靴を取りに土間に向かった。


  土間に到着した時、 『みさちゃん!!バイバイ!!』

とみさに声をかけた子がいた。

その子はワタシよりも少し小柄な子で、体操服だったので、運動部を想像させた。



そして、その子とワタシの目が合い、
ワタシは咄嗟に
『バイバイっ』
と愛想笑いをしながら
軽く手をふった。

すると、その子も
『バイバイっ』
とにっこりしながら
手を振り替えして
くれた―――…



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