隠れ鬼ごっこ
雅「へー、普通の鬼ごっこのアレンジ版なんてあったんだ」


雅明がそう言うと文太は「それが違うんだな〜」と言った。


拓「はぁ?ただのアレンジした鬼ごっこじゃんかよ」

拓海がそう言った。


皆もそうだと思ってたのできょとんとしていた。


文「あのな…俺がそんなただの鬼ごっこのアレンジ版の話を意気揚々と話すと思ったか?」


そう言うと、文太はもう1枚の紙を見せた。


次の紙には《隠れ鬼ごっこに必要な物》と《隠れ鬼ごっこのやり方》と書かれてていて以下にはこのような文が続いた。


一、鏡
ニ、ビー玉(参加者1人につき1つ)
三、参加者


《隠れ鬼ごっこのやり方》
一、夕方誰も居ない校庭に行き、参加者は手を繋いで丸くなる

ニ、真ん中に鏡を置き、鏡は空に向ける

三、目を瞑り『鬼さん、鬼さん。鬼ごっこしましょう』と参加者、全員で三回言う

四、そして全員で鏡にビー玉を落とす





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