ラブレター 〜初恋〜
−第十一章− 〜トウマからのプレゼント〜
ハルはどこに行くわけもなくただ歩いていた。1日にいろんな事を思い出したり話を聞いたりして、全く整理のつかないようになってしまっていた。トウマに会いたかった…会って話がしたかった…トウマの事を知りたかった…。トウマの母親には言われていたがやはり自分を責めずにはいられなかった…。もしあの日私が車に飛び込んでいかなかったら…あの道を通っていなかったら…トウマに好きになってもらってなかったら…私がトウマの家の近くをよく通ったりしていなければ…私さえいなければ………。
そんな事を考えていると気づいたら手紙を落としてしまっていた。慌てて拾いもう一度読み返した…。
そして最後の文にさしかかった。
−もしOKだったら10日後に…−
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