ラブレター 〜初恋〜

トウマの顔は曇っていた。何か言いたげな顔だった…
ハル「私もっとトウマの事知りないなぁそれに私のことも知ってもらいたいし」トウマは黙っていた…
ハル「どうかしたの?さっきから黙ってるけど…」
トウマはハルを見つめた。そして何かを決めたかのような表情だった
トウマ「聞いてほしいことがあるんだ…信じられないかもしれないけど、本当なら自分で思い出してもらわないとダメなんだけど…」
ハルはトウマの言っていることが全く理解できなかった
ハル「何言ってるの?何のこと?」
トウマの表情はとても重々しかった…
トウマ「ハル…落ち着いて聞いてくれ。信じられないかもしれないけど…これは現実世界ではないんだよ…簡単に言うと夢を見ているみたいなもんなんだ」
ハルは驚くと同時に信じられなかった…
ハル「何言ってるの?その冗談は笑えないよ…!」
トウマ「冗談なんかじゃないんだ本当なんだよ信じたくないかもしれないけど…」
ハル「…嘘。嘘に決まってる信じられないよ」
トウマ「この世界はハルの思い通りにできてるんだ…だから嫌なことなんてないだろ?」
ハルは考えていた…
ハル「でももしそれが本当でも、今を打ち壊すような…否定するような事言われたいなんて思わないもん」トウマ「俺だけは違うんだハルの事を強く想ってたら気がついたらこの世界にいたんだ。ハルを見つけたらハルとっても楽しそうだった…だからこのままでもいいかもって思った…」
< 6 / 23 >

この作品をシェア

pagetop