幼馴染みの初恋


「あんたはハヤテを守る必要ないよ…ハヤテはゲイって事を恥じてない。だから教室に残ってたんでしょ?なら、あんたはハヤテと今まで通り友達でいいのよん♪」 そう言うとユイは風呂に行った。
そうなんだ…ハヤテとは友達なのだ。考える必要はない、
俺は頭を冷やすため外に出る。そこへゾロゾロと見慣れないヤンキー共が集まる、
一人のヤンキーに聞く
「何処いくの?」
ヤンキーはウザそうに答える。
「この先の公園…ごり君に呼ばれた。」
何しに行くのかと聞いたら説明ダルいから来ればわかると言う、嫌な予感がしながらもヤンキー達について行く、ヤンキー達は口々に 話し始める
「マジ、人間叩きなんて久し振りだぜー!」人間叩きとは白夜の街でヤンキー達が使う言葉だ、内容はシンプル。一人の人間をボコボコにするだけ!
公園が見えてくると、学生服の男と主服の男がいる…
ハヤテだった…ハヤテは放課後にゴリ君に拉致られていた。
ハヤテはすでにボコボコだった…メガネは割れて、顔は血だらけ。

ヤンキー達は下品な雄叫びを上げながらハヤテを囲む、ここにもゴリラ王国が…
俺は慌ててハヤテの前に出る。
俺はもう怒る事を抑えきれない…怒りのラミッターが外れたかけている。
「君は確か同じクラスのハクだな!」「お前にハクって呼ばれる程仲良くねーよ!このゴリラ星人」
周りは苦笑い
ゴリ君は顔真っ赤にして起こる、ますますゴリラだ。
「いつもいつも良い子ぶりっこしやがって!正義の味方のつもりかぁ?」
こいつ何生まれだ…ゴリラ星人よ。もっと日本語の勉強してこい!今時こんな言い方する奴はお前くらい。白夜はハヤテを起こしながらゴリ君に向かって話す
「あのなぁ…ただ俺の嫌いなタイプが多いだけだよ」
爆発寸前の気持ちを押し殺して白夜はハヤテをおんぶする…ハヤテは意識が戻るとゴメン…ゴメン…と何回も謝る。
「僕みたいな奴と友達にならなくていいよ…僕また転校するだけだから」
ハヤテはガス漏れのような声でそれだけ言うとまた意識を失う。
「そんな事ない…お前は最高だよ」白夜はハヤテをベンチに寝かせハヤテの耳元そう囁いた。
ハヤテは聞いていたのかわからないがまた涙を流す。白夜はその涙を拳につける 。その涙はどんな星よりも綺麗にそして哀しげに輝いている…今のハヤテと俺の気持ちみたいに輝
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