幼馴染みの初恋
く…。
白夜は自分の涙を拭いて怒りを爆発させる。
「おまえら、覚悟しろよ。ハヤテに手出した奴や手出そとした奴は………ぶっ殺す」そう言い終わると一斉につっかかってくる、
右から一人突っ込んでくる…ギリギリまで引き寄せて相手がストレートパンチしてきた所をねらって、水月に膝ゲリ。一人ダウン。次は真正面から体当たりしてきた。ひらりと左に交わし交わしざまにアゴへのショートパンチ。次から次へと向かってくるヤンキー共…
いちいち相手したらキリがない、俺にも体力の限界ってのがあるからな…
狙うのはゴリ君!
ゴリラ王国崩壊まで10分
「覚悟しろや!このくそゴリラがぁ!」俺はハヤテの気持ちになりどんなに辛かったか考えた死にたい気持ちだったかもしれない…ただ好きな人が男だけって事で軽蔑するなんて間違ってる。俺またそう思いながらゴリ君をなぐる。
顔…腹…顔…。顔と腹を交互に殴ったり蹴ったり…やり過ぎだと思うか?身体の傷は治るが心の傷は治る事なんてないんだから…
だから俺はやり過ぎだなんて思ってない。
ドスっ!…グチャ…!
ゴリ君の血が飛び散る…
周りのヤンキー達はすっかりやる気をなくしている。

周りから見れば俺は悪魔かもな…それでも良い
こいつは死んでもいい…そう思った。
「だ…め……だよ……」
ハヤテの声で一瞬時が止まる。
ゴリ君は気絶している、ヤンキー達はビビりまくり。「ハヤテ…大丈夫か?
ハヤテはボロボロの顔でニコニコ笑う。こん状態で笑うお前は凄いよ。
「ハク…それ以上はダメだよ…」 お前のためだと言うとハヤテは俺の拳を撫でる
「僕は…ゲイだよ…転校した理由もあの通り…でもね、僕は全然恥じてない。何でかわかる?」わからないと答えた。
「これは運命なんだ。最初はね。こんな変な自分が嫌だった、でもハクと出会って変わった…ハクと居ると楽しいハクなら僕がゲイだからって気にしないかもって」泣きながら話すハヤテを白夜はしっかり見つめる
ヤンキー達の中には泣き出す奴もいた。こいつらも本当は良い奴なのだ、ただゴリ君が怖かったらしい。
まだ話そうとするハヤテに白夜は俺の話しも聞いてくれと言う
「お前はゲイで暗くてメガネだ!でも、お前は俺の友達だ!だから、もう言うな。さっ、帰ろう」
そう言うと二人は涙を流しながら
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