幼馴染みの初恋

幼馴染みの恋

ユイが休んでから一週間。
あれから俺はユイに会っていない…
合わせる顔ないからだ。
白夜の中でユイの存在が大きくなっている
ユイがいないと淋しい。でもユイがいると、また喧嘩になってしまう
ハヤテに相談してみたけど ハヤテはニコニコ笑顔であっさり白夜に言っていた
「ハクがユイちゃん守れば自然とそうなるにゃん♪」
とか言いながらハヤテは自分の手を舐めていた。また猫に戻るハヤテ。

「くそっ…どうしろってんだよ」
白夜はずっとこの調子なのだ…
ハヤテに何回相談してもさっきと同じ答が返ってくる皆もうわかってると思うけど…白夜は完全にユイに恋をした!
逆にユイも白夜に恋をしているのだ…
つまり両想い…
でも、この二人は今まで恋なんてしたことはない。
お互いが初恋…
だから、高校生の恋愛ぢゃなくて、子供のような恋なのだ。皆が見ててイライラするような恋って言えば早いかも…
書いてる作者も嫌になる。こんなベターな恋愛小説を書く事になるなんてな。
「志紀鮫…あいつは何考えてんだろ…」
白夜は志紀鮫の事も気になる…
ユイに好意があるようにしか見えない
一応ユイに忠告はしたけど、でも気になって仕方ない。ユイに恋してるから当たり前な事だけど。
この二人まだ恋してる事にあんまり認識ないから…白夜は志紀鮫の事が気になり明日学校に行った時に話しをしようと決めた!
白夜は少し寝ようとした。プルルルッ…
その時電話が鳴る
ガチャッ…

白夜はダルそうに電話をとる。
「はい。」

「もしもし?」
電話の相手は母親だった。忘れてる人もいると思うから説明するけど白夜の母親は海外での仕事が多いのだ。名前は香絵だよ。

「元気にしてた?」
俺は久し振りの母親からの電話に少しビックリしていた、毎日電話してきたやつがいきなり連絡こなくなったと思ったら、今度はいきなり電話がきたからだ。
まぁ…ユイの事でその事は忘れていた。
「え〜っと……何の話しだっけ?」
白夜は仰向けになりながら母親と電話する。

「ばかっ!元気か?って聞いただけだよ」
香絵は大声を出していた。白夜は心の中でクソババア…と思った。
「あんた、今何考えてんの?」
ぎくっ…白夜は母親の女の感がまだ健在なんだと思い知る。と…言うか性格はメチャ②ユイに似ているのだ。
< 30 / 60 >

この作品をシェア

pagetop