幼馴染みの初恋
恋愛には縁がないから書けないだけ。
書けましたか?志紀鮫はそう言うとアンケートを回収する
今日は授業早めに終りますと言い残すと教室を出ていく。
なんかよくわからん奴。
「ねぇねぇ?アンケート真面目にしたの?」
怪力女ユイの攻撃がくる
「お前に関係ねーぢゃん。教えたらアンケートにした意味ないだろ」
これは正論なのだ確かに内容を教えたら意味がなくなる。ユイはケチって顔をする
「ぢゃさぁ!一つだけ教えて!」
わかったよ。白夜は疲れた顔しながらユイを見る。
そこへハヤテが来る
「やっぱ、聞くなら好きな人の所ぢゃん!」
ハヤテとユイの目が合う。
気持ち悪い二人。
「好きな人いないし、その後の恋愛経験とかも書いてねーよ」
つまらんない顔する二人。
「ハヤテは何て書いたんだよ」
「ハクが好きって書いたにゃん」
こいつマジだな…ハヤテがマジな時は猫みたいな顔になる。そんな時ハヤテが男の俺みても可愛いく思う。
「ユイは何て書いた?」
ハヤテがユイに聞く。
「いるって書いたよ」
えっ?!ハヤテと声がハモる。なによっ!とユイはビックリする
「私だって恋愛する乙女なんだもん」
乙女…誰がだよ。
「今、馬鹿にしたでしょ?」
鋭い…女の感ってやつだな。考えてねぇよ!そう言いながら額から汗が流れる。ここは話題変えるのが一番
「あっ!そうだ!あの志紀鮫って奴好きぢゃないなぁ」
ユイとハヤテになんでって顔される。
「なんか…変な事考えてそうぢゃん」
白夜はアクビをしながら言う
「んにゃ…俺はあの人好き♪タイプだにゃん」
コイツ…やっばりただのゲイだ…白夜の身体が一瞬氷つく。ピキッン…。
「私も…好きかなぁ…美形だしさぁ♪」
コイツ外見重視かよ…まさかコイツの好きな奴は志紀鮫…
白夜は何故かイライラした気持ちになる
「ばーか!お前みたいな奴相手にされねーよ!体重2キロ増えたくせに」
「なんで、あんた知ってんのよっ!」
怪力女の殴る攻撃。ダメージ100…白夜の顔面にクリーンヒット、効果は抜群だ
「いってぇ〜昨日お前ん家に渡す物あったから、そんときオバサンが言ってたぜ、体重が…」
まだ言うか?と顔で睨む。
ハヤテはニコニコしながら見ている。助けてくれよって言うと付き合ってくれるならねと言われた…
ゲイと付き合うならユイに
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