幼馴染みの初恋

二人は付き合い始めた。
あの丘で告白をした、想いが一つになるまで時間がかかったけど、二人は付き合う事ができた。
翌日…二人は仲良く登校している、関係は今まで通りユイが白夜の上をいってるけどね。
変わった事と言えば、手を繋いでいる事ぐらい。
また、後ろからはハヤテの声が聞こえる、三人の関係は変らない…
そう思っていた…



運命はすぐ近くにあるものだった




二人と別れて家に帰る…


学ランをハンガーにかけて電話を見ると留守電が入っていた。俺は留守電を聞いてみる。


ピーッ…

伝言は一件です。
メッセージを再生します。



｢もしもし？母さんだけど…明日に帰国する事になったから、荷物用意しときなさい｣


電話は切れる…


白夜はいきなりの電話に動揺した…
母親に電話をしようと思い電話をかけるが母親は出ない…
｢くそっ…｣
白夜は壁を叩く、幸せになれたと思った…
やっとユイに正直になれた…
色々な事が思い出される。長いようで短い恋愛…
白夜は一瞬そう思う。
白夜は海外に行く事を迷っている。
ユイは白夜の事を聞いてもらうためにハヤテを呼び出した。
もう今年も終りに近付いている…
｢もう…今年も終りかぁ…｣ ユイが呟いているとハヤテがニコニコ顔でユイに問い掛ける
｢本当は、そんな事言うために来たんぢゃないよね？｣
ハヤテは真剣な目でユイを見つめる、多分ハヤテも。わかっているのだろう…
｢白夜…海外行くかもしれない…｣
あの明るい性格のユイが白夜の事になると暗くなるユイ。
｢ん〜…ハクが迷ってるならユイちゃんが背中押してあげなきゃ｣
ハヤテは優しくユイに微笑み、ユイの肩に手を置く
｢私だって…離れたくないよ…やっと…正直になれたんだから…｣
ユイは下を向いたまま、それ以上は何も離さなくなる。
｢それだけ強い愛で繋がれてる二人なら大丈夫♪｣
ハヤテも本当は泣きたいはずなのに…ハヤテだって白夜が好きなのに…ハヤテは強い…ユイは心で思っているとハヤテが独り言の様に話しだす
｢俺もハクいなくなるの悲しい…海外と日本なんて離れてるよ…でも、それって超遠距離恋愛ぢゃん、もし二人が結婚できたら…遠恋してる人達に勇気与える事になるんぢゃないかな｣