幼馴染みの初恋
ハヤテは首を横に振る
「二人の邪魔できないよ」
コイツ…キザだなぁ。
二人は杉の木で別れる…
「んぢゃ…」
「ハク…元気でな。それから…またな!」
ふんっ…最後までキザだな。でも…お前のお陰で色々楽しかったし…助かったよ…ハヤテ…サンキューな。俺はハヤテの後ろ姿を見送って歩き出す。
するとユイが目を覚ます。

ハヤテは家に帰り、部屋に戻るとハクとユイそしてハヤテの三人で撮ったプリクラを見る…
「懐かしい…」
ハヤテはボロボロ涙を流す…
心の中で叫ぶ。
ハクに気持ち届かなかった…
ハクを見てるだけで良かった…そう思ったけど…今は…今は…ハク…好きだったよ…
ハヤテは、この日以来ハクの名前を口にしなくなる。
「ここわぁ?」
寝ぼけた声で白夜に声をかけける。
「もうすぐで家だよ」
ユイは歩くと言って白夜の背中から降りる。
「なんか…二人だけなんて久し振りだね…最近色々あったし…」
ユイはまた暗くなる。
「だなっ…」
話しが終わる、まずい…またユイが泣いてしまう。
「あっ…ほら、海外行っても俺は捨てないで〜」
ユイは二メートル程小走りして白夜に、あっかんべえ〜をする。
「マジかよ…!俺帰る場所なくなるぢゃん…」
白夜はユイに向かって近付いていく。
「うそよ…待ってるからね…白夜…だから安心して海外行っていいから…」
ユイは白夜にキスをする…そのキスは最初のキスより、激しく…今度逢うまでのキスに等しいキス…
二人の世界になる…
「ユイ…帰って来たら結婚しよう…」
白夜はユイが泣くと思うと笑っていた
「あ〜ぁ…言っちゃた…そーゆう事言うかなぁ。」
ユイは笑いまくっている…「なんだよ…真剣なんだぞっ!だから笑うなん……」
ユイは白夜の口を塞ぎ白夜の耳元で囁く
「笑うぐらい嬉しい言葉だよ…白夜…こんな私を貰ってやって下さいっ!」
ユイは、そう言った後に白夜から離れて敬礼のポーズ。
気付くと家の前まで来ていた…
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