HEROINE【完】
『奴には嫌われたくなかったらあんたに手を出すな!
って私が良く言っておいたから!!』
余計な御世話だよ、えりこりん・・・
だから触れてもこないんじゃん。
確かに前の彼氏と別れたのは、
身体ばかり求められるのが嫌だったからだった。
『お前みたいな面倒くさいの、
それなくて何があんだよ!?』
私の拒否に、
人が変わったように元彼は壁を殴り、
それは私の恐怖を増長させた。
好きだったけれど、
そればかりは嫌。
でもそれって私が可笑しいのかも・・・
周りの子はみんな、
週末は彼氏とお泊りで楽しそう。