HEROINE【完】

『奴には嫌われたくなかったらあんたに手を出すな!

って私が良く言っておいたから!!』


余計な御世話だよ、えりこりん・・・

だから触れてもこないんじゃん。




確かに前の彼氏と別れたのは、
身体ばかり求められるのが嫌だったからだった。


『お前みたいな面倒くさいの、
それなくて何があんだよ!?』


私の拒否に、
人が変わったように元彼は壁を殴り、
それは私の恐怖を増長させた。


好きだったけれど、
そればかりは嫌。


でもそれって私が可笑しいのかも・・・

周りの子はみんな、
週末は彼氏とお泊りで楽しそう。

< 6 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop