僕と私のカオスな夏休み
はっと目が覚めた。さっき眠りについたはずなのに。
外は明るいからきっと朝なのだろう。
疲れていたから早く感じたにちがいない。
部屋からでて、台所に行くと母さんがすでに朝食の準備をして待っていた。
父さんも食卓についている。
僕が席につくなりいままでにないような豪華な朝食が並んだ。
いつもはご飯と味噌汁、お新香がつけばいい方だが、今日はパンだ。どんなに頼んでも断られてきたのに。
それも唯の食パンじゃない。クロワッサンやベーグルサンド、サラダもあるし、よくわからないけど肉もある。
母さんの機嫌もいい。朝はいつも怒っているのだが。
不思議な朝食を済ませ、学校に向かおうと準備したが、今日から夏休みだった。
せっかく着替えたので、散歩でもしようと外にでた。