コトン、コトン。


「…違う…」


「何が違うのよ!
あの日、車で楽しそうなあなたとこの子を見たの。

あんな楽しそうな顔して、何が…違うのよ…。」


麻衣子は泣いていました。

僕は土下座して謝りました。

もう僕には、謝ることしか出来なかったのです。


ただ許しを乞いたくて、こう言っていました。
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