コトン、コトン。
後悔してももうどうにもなりません。

小さいものでしたが、葬儀の準備にも追われ、日々があっという間に過ぎて行きました。


僕はあまり深く考えないうちに、麻衣子の遺品の整理などをしていました。

大した思い出も作れず、あっという間に終わってしまった結婚生活・・・。


その時、まだ北海道旅行の全てをキャンセルしていなかったことに気づきました。


僕はカレンダーに目をやると、もうその日は明日に迫っていました。
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