小町物語。
例の上司が気づいたか
「新城君、そんな所に突っ立ってないないで!!昨日の書類はどうしたんだ?」
「できました」
「そうか、じゃあ見せてくれ。」
「分かりました」
えっと。
私の引き出しの上から3段目の所に入れてる筈なんだけど・・・・。
あった!!
これだ!!
書類を上司に見せた。
「おっ!!できるじゃないか!!新城君!!」
あの鬼上司から笑顔が見えた。
「えっ!?そうですか!!有難うございます!!」
入社当時に書類を見せた時の笑顔だ。
「次からもまた頑張ってくれたまえ!!」
「はい!!」
今日はマイナス思考6、プラス思考4だったけど
ちょっとぐらいプラス思考にすればこんなに良いことがあるんだ。
あの占い当たってるのかな?
当たってたら嬉しい。
同僚はちょっと私を見直したような顔で見ていた。
私がちょっと振り向くとプイッ!!
世間で言う、「ツンデレ」?
まぁ、そんなことは気にせずに
私は机にカバンを置き作業を始めた。