無重力世界の天使は言った
ぬいぐるみ


ベッドの上のもの
箱に入ったもの
引き出しで眠るもの


そのうち忘れていく
幼い記憶といっしょに



隣のくまさんを
そっと抱きしめて
「ごめんね」



(ずっと子供のままじゃいられないの、わたし)






いつかさよならする
その時までは、

もう少しだけ
わたしを見守っててね


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