紅龍 ―3―
―――……………。
蘭ちゃん―…
*
『…―っ!!蘭ちゃん!?』
蘭ちゃんは私の言葉を聞いた後急に青ざめて倒れた。
あまりのショックにより意識を手放したらしい。
しかし、私はそんな全然予想にもしていなかった事だっからパニクって。
でも、今思えば当然の反応よね。
あんな事言われて平然としていたほうが異常よ。
蘭ちゃんは強い人間なのかもしれないけど。
崩れる時もあるって誰よりも私は知っていたはずだわ。