紅龍 ―3―
そう、いま大切なのは椿夜。
それと、今もまだ何も知らずに少し離れた所で笑ってる笹木だ。
龍達は今じゃない。
「恭平、行くよ。」
「分かった。隆起、翔眞、陸────行くぞ。こいつら以外の奴等はもし椿夜の野郎が不振な行為をしたのみだけ参加しろ。」
「「「「「はい。」」」」」
下の奴等に指示する恭平を見ながら私はその指示が終わるのを待っ。
そして、終わったのを確認して
「時間は限る。今日は本気でいけ。組長、幹部関係なく殴りかかれっ!!!」
私は、叫び、走りだした。