紅龍 ―3―
「武器使ってんじゃねぇよ。」
「銃持ってる奴等皆殺っちゃうよ。」
「…─うわっ、何こいつら雑魚。」
「(ゴリラ一撃チョップっ。)」
うん。
最後の私ね。
そして、この会話の永遠的繰り返しね?
忙しいより、めんどくさいだよね。
「…─。」
そろそろ終わらせたいな。
「恭平っ。」
「あぁ。」
名前を呼ぶだけでなんでも通じる恭平、[恭平テレパシー]と呼ぶ。
それを今回も成功させる恭平はすんごいと思うよ。
何回もいうけど、私は恭平テレパシーをして笹木のもとへ歩きだした。