紅龍 ―3―



「桜さんから伝言だ。」




桜─…母さん?




「『蘭には重荷背負わせて悪かったわね。元々、裏社会を仕切る黒桜会の存在が無くなっていないって事を荒れてる不良君に分からせる事が出来ればよかったの。恭平君と蘭のお友達に教えてもらったわ。もう十分蘭は頑張ってくれたって。』…─だそうだ。」




「………─はっ?」




母さんの伝言、全然意味分からない。




黒桜会の存在を荒れてる不良君に分からせる事が出来ればいい?




何それ。




てか、話がごちゃごちゃしすぎて分かんない。




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