紅龍 ―3―
「……───ふむ。」
まぁ、それから所々置いてかれながら一様理解できた龍の話。
それはこんな感じだった。
話は私が黒桜会に入ってそれを龍たちが知ったところからだった。
私が黒桜会に入ったことを知って絶望的な感じ?みたいなのになった龍たち。
それでその時はなにも出来なかったという。
まぁ、暴れだしたり無駄なことは出来てたらしい。龍がそう言って苦笑いしてた。
でも龍たちはなにも出来なくても隼人たち…いや、隼人は動いてたらしい。
しかも隼人はここで笹木を利用しようとしてたとか。
その理由が、
「笹木の親父は結構有名な組の頭だからな。」
って龍の問題的発言に私が奇声をあげたのは言うまでもない。