紅龍 ―3―



もういっそのことそのままの気持ちを言うか?


龍のことは多分好きなんだけど付き合うとか考えらんないって。


ん?多分ってなんだろう。多分って。


まぁ、いいや。



「龍?」



未だ私を後ろから抱きしめている龍を呼ぶ。



なんだ。って言った龍の息が耳にかかってむず痒いけどここは我慢しようと思う。


「あのね。…私も多分だけど龍のこと好きなんだと思うんだ。龍といたらドキドキするし。まぁ、怖い恐怖のほうだったらドンマイだけど。ドントマイン龍。」


「…なにが言いてぇ?」


「えー…と、話しずれたな。とにかく私は龍のことが好きなんだと思うんだ」


「それは分かった。で?」


「で、でも付き合えねぇなって話し。」


「…その理由に俺が青虎総長でお前が紅龍元総長だからとかは聞かねぇぞ。」


「うん。それは一様、闇夜んとき手を組んだから青虎の龍と元紅龍の私の関係についてそこまで問題はない。でも紅龍自体、青虎自体については考えないといけないんだ。」



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