ホウキボシ
今のアタシの状態に
「おーい、茉里。おいてくぞ?」
と、追い打ちをかける伊本。
必死に
「さ、、先に、行ってて」
と、返事をしたものの、たどたどしかった。
伊本はやっと気付くが、
「分かったー」
と、気付いていないふりをして去っていった。
まっすぐ行くと見える階段を、駆け上がっていく伊本が見えた。
それを見て落ち着いたアタシはまるで片思いをしているみたい。
片思い、、、、、?
はぁー、、、
一回、自分を落ち着かせるようにため息をついた。
そして胸をさすって
「そんな馬鹿みたいな話、あるわけないじゃん」
と、独り言を言って玄関を後にした。
「あ、来た来た、茉里ー」
教室について最初に声をかけてくれたのは奈々子だった。
「何?」
「何?じゃないよ!葉月ちゃんが告白されてるの、見たんだよねー?」
きたきたこの話題。
「また?もういいじゃん。奈々子には彼氏がいるんだから」
こういう話題はスキじゃないから、そらすように彼氏という言葉を強調して言った。
案の定奈々子は
「そうなんだけどー、気になるじゃん。ねぇだぁりん?」
と、竜紀くんに話しかけた。
「そだねー。まぁ、奈々子が浮気しなければいいよ」
「おーい、茉里。おいてくぞ?」
と、追い打ちをかける伊本。
必死に
「さ、、先に、行ってて」
と、返事をしたものの、たどたどしかった。
伊本はやっと気付くが、
「分かったー」
と、気付いていないふりをして去っていった。
まっすぐ行くと見える階段を、駆け上がっていく伊本が見えた。
それを見て落ち着いたアタシはまるで片思いをしているみたい。
片思い、、、、、?
はぁー、、、
一回、自分を落ち着かせるようにため息をついた。
そして胸をさすって
「そんな馬鹿みたいな話、あるわけないじゃん」
と、独り言を言って玄関を後にした。
「あ、来た来た、茉里ー」
教室について最初に声をかけてくれたのは奈々子だった。
「何?」
「何?じゃないよ!葉月ちゃんが告白されてるの、見たんだよねー?」
きたきたこの話題。
「また?もういいじゃん。奈々子には彼氏がいるんだから」
こういう話題はスキじゃないから、そらすように彼氏という言葉を強調して言った。
案の定奈々子は
「そうなんだけどー、気になるじゃん。ねぇだぁりん?」
と、竜紀くんに話しかけた。
「そだねー。まぁ、奈々子が浮気しなければいいよ」