紅の月
真夜中の公園は気味が悪く、彼女はなんとなく車の窓を全部閉めた。




(早く戻ってこないかな)
彼女は寂しさと気味悪さに彼氏の早い帰りを願った。




五分、




十分、




時間だけが過ぎて行き、彼氏はなかなか戻ってこない。




彼女の不安は募るばかり。
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