紅の月
待てど暮らせど、彼氏は戻ってこない。




(なんで、こんなに遅いの?)
彼女はどんどん泣きそうになった。




一向に戻って来ない彼氏に、心配を通り越して少しの怒りと不安が芽生える。




刻一刻、時間は過ぎていく。




怒りと不安の次には、また、心配という気持ち悪さが強くなる。




(彼氏に何かあったのか?)
彼氏の身を案じる彼女。
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