P-009
「なんであたしが祐輔とどっか行かなきゃいけないわけ!」


見事な振られっぷりだ。
がんばれ祐輔。
と心の中でつぶやいてから教室を後にした。


地元の駅で電車を降りると、近くにある商店街を抜ける。
すると柔らかい光にライトアップされた家が建物が見えてくる。
アンティークだ。

店の前には沢山の花が植えられていた。
オーナーの奥さんの趣味だと聞いたことがある。

いつも店の前は花達で賑わっていた。
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