P-009
翌朝。


いつものようにすぐ隣の家のインターホンを押した。


「優衣~、優奈~行くぞー」


「「はーい!!」」


二人の声が重なって返ってきた。
玄関がガチャリと開くと・・・


パンッ!!


という音とともに紙テープが飛んでくる。


「お前ら朝からなにやってんだよ」

「クラッカーだよ??」

「いや、それはわかるけど・・・」


ほのかに火薬の香りがする。


朝から何事かと偶然通りがかった人が視線をよこす。


が、次の言葉で納得したようだった。
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