P-009
"杏珠、今日の放課後どっか行かない??
せっかくの誕生日だし、何か食べに行こうよ!
今日は私のおごりだよ～☆"


優衣は俺の席から斜め右前の席だ。


視線をそこへ向けるとﾆｯと笑って小さくﾋﾟｰｽをしていた。


"まじで?行く行く!!
俺、ｱﾝﾃｨｰｸのﾋﾟｻﾞがいいな!"

ｱﾝﾃｨｰｸは昔からあるちょっとしたﾚｽﾄﾗﾝだった。


そこのﾋﾟｻﾞはすごく美味しくて、杏珠は未だにｱﾝﾃｨｰｸのﾋﾟｻﾞを超える店を見つけたことがない。


"あぁ～あそこね!!
OK、OK!!じゃぁそこに行こう♪"


"ｻﾝｷｭ!楽しみにしてるわ♪"
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