P-009
「杏珠、行こうか?」

「おう!でも優奈は?」

「優奈にはさっきメールで言っておいたから」

「そっか」


教室を出ようと歩き出した時、後ろから


「杏珠、楽しんできなよー?」


と優奈から声がかかった。
それを聞いた祐輔が、


「なんだよなんだよ、今日はなんかある日なのか?」


とニヤニヤした顔で言ってきた。
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