傷恋+++きずこい+++

誘惑その1

「わたしもジン先輩のこと好きだったのにな・・」

「うそつけ、何言ってんだよ」
「ホントだよ」

「・・先輩が好き、付き合ってください」

「冗談はよせ」
「本気です」

「無理だよ」

「理沙がいるから?」

「ああ」

「理沙がいなかったとしたら、私のことはどう思いますか?」
「え? 別に・・考えたこともないよ」

「考えてください」

「・・かわいいんじゃないの?」

「好きになってくれますか?」
「無理だって」

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