傷恋+++きずこい+++

ウソの涙

「近くに車あるから、送ってく」

「・・・」

少し歩くとジンの車があった

「乗れよ」

2人で車に乗り込んだ

ゆいは、うつむいて、ただ黙っているだけだった


理沙と付き合ったばかり
ゆいの誘いなど乗る気はまったくなかったジンだが、

さっきのゆいの言葉が少し気になっていた

「お前、空とは本当に別れたのか?」

「・・」

ゆいは黙ったまま、目は潤んでいた

「先輩、お願い、少しだけドライブしてください」
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