屋上
「お、ユーマ!」

「あれ、お前来てたの?」

「ああ、始業式、面倒くさくて。」

こいつらが、僕の、

3-Cの仲間だ。

どうやら、始業式は終わったらしい。

「どうだった?アツシ。スピーチ読んだんだろ。」

僕は、少し口元を緩めて、聞いた。

「めっちゃ緊張した!」

「こいつの顔真っ赤だったろ、リョータ。」

「ホントにタコみたいだったぜ。」

他の仲間たちも、ぞろぞろ、

教室へ入って来る。

でも、僕は、話しかけようとはしない。

この2人が、僕の、親友。

ああ、あと2人、忘れてた。

「あれ?今日、ユイとメグミは?」

「ユイは・・・サボりじゃね?」

「メグは、休みだってよ。」

「ああ、そう。」

教室では、こんな感じ。

仲間と過ごしている、

この時間が、僕の、居場所だった。
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