屋上
・・・どれくらい、寝てたかな。

僕は、目をつぶったまま、

相変わらずの眩しい日差しを体感した。

ふっと、その光が消えた。

あれ?

と、思い、目を開けた。

途端に、僕は、不恰好に跳ね起きた。

「うわぁ!」

僕の顔を、制服を着た女が、

覗き込んでいたらしい。

僕は、少し眠気が残る目で、

でも、恐らく、神妙な顔で

尋ねただろう。

「・・・誰?」

彼女の顔を、よく、よく、見るが、

見たことのない顔だ。

でも、彼女は、僕ではなく、

空を見た。そして、精一杯に

ぐん、と背伸びをした。

「天気良いね~!」

質問の、答えになってないんですが・・・
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