先パイと私と・・・??
4月
「早く起きなさい!!」
朝からお母さんの怒鳴り声が、家中に響く。
「う~~ん・・・。ふぁーあ・・・」
「アンタはもう、いつまで寝てるのさ!!」
「今起きるってばぁ~~」
いつも朝は目覚めが悪い。
それも全部、あの怒鳴り声のせいだろう。
「もうっ!!今日、入学式なんでしょ!!」
・・・・・・。
「そーだった!!すっかり忘れてた!!」
私は布団から飛び起き、すぐに茶の間に向かった。
「ごはん、ごはん。」
ササっと朝ごはんを食べ終え
慣れない制服に身を包んだ。
「いざ、中学校へ・・・、しゅっぱーつ!!」
私は土門玲奈。新中学1年生ですっ!!
早いなぁ、もう中学生か。
色々ありそうだけど、とりあえず頑張んなきゃ・・・ね。
「ココが中学校ですか」
何度か来た事はあるけど、改めて入るのってちょっと緊張するかも。
教室に1歩足を踏み入れると・・・。
なんか、思ってたよりなごんでるカンジ(?)
「そーいえば・・・」
入学式での挨拶だか何かを任されてたんだよね。
何で玲奈に頼んだかな!?
確認のため、入念に読み直していると・・・
何やら、人の気配。
「何、それ!?」
話しかけてきたのは苑海(そのみ)だ。
実は、苑海ニガテなんだよね・・・。
「あ、コレ?なんかさ、入学式で読めって言われたんだけど。」
普通に言ったつもりだけど・・・。声、震えたりしてないよね!?
「うわぁ、スゴイね。苑だったら、できない~。」
とりあえず、ホッとしたかも。会話できたし・・・。
その後も、続々1年生登校。
それにしても、1学年16人って多くない!?
まぁ、気にせず元気に行こう!!
気づけば、私はステージの上。
「げ・・・」
さすがに声には出さなかったが、心の中で言ってしまった。
こうなったら、読むしかない!!(どうなっても読むしかないよ)
「誓いの言葉 私たち十六名は・・・」
それから、運が良かったのか、つっかかることもなく
「私たち新一年生は、早く中学校の生活に慣れ、勉強や運動に
精一杯努力することを誓います。
平成二十二年 四月六日 新入生代表 土門玲奈」
言い切った!!お見事!!
私の耳には、拍手の音しか聞こえない。
ガチガチ歩きながら、自分の席に戻った。
朝からお母さんの怒鳴り声が、家中に響く。
「う~~ん・・・。ふぁーあ・・・」
「アンタはもう、いつまで寝てるのさ!!」
「今起きるってばぁ~~」
いつも朝は目覚めが悪い。
それも全部、あの怒鳴り声のせいだろう。
「もうっ!!今日、入学式なんでしょ!!」
・・・・・・。
「そーだった!!すっかり忘れてた!!」
私は布団から飛び起き、すぐに茶の間に向かった。
「ごはん、ごはん。」
ササっと朝ごはんを食べ終え
慣れない制服に身を包んだ。
「いざ、中学校へ・・・、しゅっぱーつ!!」
私は土門玲奈。新中学1年生ですっ!!
早いなぁ、もう中学生か。
色々ありそうだけど、とりあえず頑張んなきゃ・・・ね。
「ココが中学校ですか」
何度か来た事はあるけど、改めて入るのってちょっと緊張するかも。
教室に1歩足を踏み入れると・・・。
なんか、思ってたよりなごんでるカンジ(?)
「そーいえば・・・」
入学式での挨拶だか何かを任されてたんだよね。
何で玲奈に頼んだかな!?
確認のため、入念に読み直していると・・・
何やら、人の気配。
「何、それ!?」
話しかけてきたのは苑海(そのみ)だ。
実は、苑海ニガテなんだよね・・・。
「あ、コレ?なんかさ、入学式で読めって言われたんだけど。」
普通に言ったつもりだけど・・・。声、震えたりしてないよね!?
「うわぁ、スゴイね。苑だったら、できない~。」
とりあえず、ホッとしたかも。会話できたし・・・。
その後も、続々1年生登校。
それにしても、1学年16人って多くない!?
まぁ、気にせず元気に行こう!!
気づけば、私はステージの上。
「げ・・・」
さすがに声には出さなかったが、心の中で言ってしまった。
こうなったら、読むしかない!!(どうなっても読むしかないよ)
「誓いの言葉 私たち十六名は・・・」
それから、運が良かったのか、つっかかることもなく
「私たち新一年生は、早く中学校の生活に慣れ、勉強や運動に
精一杯努力することを誓います。
平成二十二年 四月六日 新入生代表 土門玲奈」
言い切った!!お見事!!
私の耳には、拍手の音しか聞こえない。
ガチガチ歩きながら、自分の席に戻った。