チャット★ティチャー
それから毎朝明け方には寺門が来て一緒に特訓をした。
土日はお昼頃から日が落ちるまで続けた。
一応秘密の特訓ということで、恭介に会わないよう、部活は休み、部活の時間は寺門と別の場所で特訓を行った。
恭介との約束の日まで、ちょうど残り一週間となった。
そんな日の夜、寺門から電話がかかってきた。
「やぁ、田中君起きていたかい?」
「急にどうしたの?」
「いやね、恭介君との勝負まで残り一週間をきっただろ?」
「そうだね。緊張するよ。」
「はっきり言おう、このままでは君は負ける。」
自分でもわかっていた事だった。
体力もかなり戻ってきたし、ブランクもあらかた取り戻せたと思う。
しかし、ブランク以前の実力ですでに俺は恭介よりも弱かった。
さらにはこの二年で恭介は格段に腕をあげている。
このままでは勝てる要素などほとんどなかった。
しかし、だからといって二年の歳月はもう戻すことなどできない。
「明日から一週間、学校を休んで特訓してその差を少しでも縮めよう」
「俺は願ったり叶ったりだけど・・・いいのかな?」
「小桜先生には了承を得てある。」
「青春っぽくていいから、OKという事だった。」
・・・
うちの学校めちゃくちゃだな・・・
土日はお昼頃から日が落ちるまで続けた。
一応秘密の特訓ということで、恭介に会わないよう、部活は休み、部活の時間は寺門と別の場所で特訓を行った。
恭介との約束の日まで、ちょうど残り一週間となった。
そんな日の夜、寺門から電話がかかってきた。
「やぁ、田中君起きていたかい?」
「急にどうしたの?」
「いやね、恭介君との勝負まで残り一週間をきっただろ?」
「そうだね。緊張するよ。」
「はっきり言おう、このままでは君は負ける。」
自分でもわかっていた事だった。
体力もかなり戻ってきたし、ブランクもあらかた取り戻せたと思う。
しかし、ブランク以前の実力ですでに俺は恭介よりも弱かった。
さらにはこの二年で恭介は格段に腕をあげている。
このままでは勝てる要素などほとんどなかった。
しかし、だからといって二年の歳月はもう戻すことなどできない。
「明日から一週間、学校を休んで特訓してその差を少しでも縮めよう」
「俺は願ったり叶ったりだけど・・・いいのかな?」
「小桜先生には了承を得てある。」
「青春っぽくていいから、OKという事だった。」
・・・
うちの学校めちゃくちゃだな・・・