チャット★ティチャー
恭介が最も得意とするのは面打ちからの突き。
俺はそれを誘ったのだ。
何度も寺門と突きをかわし、返しで胴を打つ練習を繰り返した。
時間の流れがゆっくりと進むような感じがした。
恭介が腹部に引きつけた竹刀を、俺ののど元めがけて、押し出すように突いてくるのがわかる。
かわすだけでは、だめなのだ。
俺も打ちにいかなければならない。
恭介の突きは鋭く、迫力もある。
下ってしまいたい弱い自分に心の中で喝を入れ。
一歩前に踏み出しながら、近づいてくる恭介の剣先を見つめる。
時間がゆっくりに感じるからだろうか、恭介の竹刀が伸びてこない。
「田中君!!!!」
寺門の声にハッとした。
恭介は突きはせず、竹刀を引いていた。
竹刀が伸びてこなかったのではなく、俺が踏み込む分、恭介は竹刀を引いていたのだ。
俺はそれを誘ったのだ。
何度も寺門と突きをかわし、返しで胴を打つ練習を繰り返した。
時間の流れがゆっくりと進むような感じがした。
恭介が腹部に引きつけた竹刀を、俺ののど元めがけて、押し出すように突いてくるのがわかる。
かわすだけでは、だめなのだ。
俺も打ちにいかなければならない。
恭介の突きは鋭く、迫力もある。
下ってしまいたい弱い自分に心の中で喝を入れ。
一歩前に踏み出しながら、近づいてくる恭介の剣先を見つめる。
時間がゆっくりに感じるからだろうか、恭介の竹刀が伸びてこない。
「田中君!!!!」
寺門の声にハッとした。
恭介は突きはせず、竹刀を引いていた。
竹刀が伸びてこなかったのではなく、俺が踏み込む分、恭介は竹刀を引いていたのだ。