チャット★ティチャー
腕立て、腹筋、背筋なんて、なんの関係があるんだよ。
そんな事を考えて、急に馬鹿馬鹿しくなり、俺は布団に横になった。
『やるわけねーだろ、そんな事。』
でも本当にいいのだろう、アブラムは本当に神様で俺を試しているのかもしれない。
俺は重い身体をゆっくりと起こし、腕立てを始めた。
剣道部の頃は50回ずつやっていたのだが、二年ぶりだとさすがにかなりきつい。
鼻息を荒くしながらも、なんとか30回ずつやり終えた。
腕とお腹の筋肉がパンパンに張っていた。
その日は心なしか、晩御飯がおいしく、夜もぐっすり眠れたような気がした。
一週間毎日続けた。
引きこもりで特にやる事もなく、暇だったし、誰かとコミュニケーションをとる機会もない俺は、アブラムとのチャットでの会話を楽しみにしていた。
ゲーム仲間とのチャットや、掲示板への書き込みとは違う、リアルな何かを筋トレをすることによって感じ取っていたのかもしれない。
一週間後の18時ぴったりにチャットルームへと入室した。
アブラム『こんー』
アブラム『どうだ?』
アブラム『毎日やったか?』
ウコン『もちろん、毎日やりましたよ。』
ウコン『久しぶりで結構きつかったですけどね。』
アブラム『そうか、じゃあ次は・・・』
そんな事を考えて、急に馬鹿馬鹿しくなり、俺は布団に横になった。
『やるわけねーだろ、そんな事。』
でも本当にいいのだろう、アブラムは本当に神様で俺を試しているのかもしれない。
俺は重い身体をゆっくりと起こし、腕立てを始めた。
剣道部の頃は50回ずつやっていたのだが、二年ぶりだとさすがにかなりきつい。
鼻息を荒くしながらも、なんとか30回ずつやり終えた。
腕とお腹の筋肉がパンパンに張っていた。
その日は心なしか、晩御飯がおいしく、夜もぐっすり眠れたような気がした。
一週間毎日続けた。
引きこもりで特にやる事もなく、暇だったし、誰かとコミュニケーションをとる機会もない俺は、アブラムとのチャットでの会話を楽しみにしていた。
ゲーム仲間とのチャットや、掲示板への書き込みとは違う、リアルな何かを筋トレをすることによって感じ取っていたのかもしれない。
一週間後の18時ぴったりにチャットルームへと入室した。
アブラム『こんー』
アブラム『どうだ?』
アブラム『毎日やったか?』
ウコン『もちろん、毎日やりましたよ。』
ウコン『久しぶりで結構きつかったですけどね。』
アブラム『そうか、じゃあ次は・・・』