チャット★ティチャー
しかし、もはや手段を選んでいる場合じゃない、自称神様の残したただの落書きかもしれなくても、今はこれに頼るしか道はない。
俺は地の巻の続きに目を通した。
「これを開いているという事は、第一のピンチが君に訪れたという事だろう。」
「そんな君に教えを授けよう。」
「だがしかしその前に聞いてほしい事がある。」
「この間、近所の家に猫が生まれて、私は目下その子猫の名前を考えるのに頭を悩ませているのだが、君はどう思う?」
「その子猫はまっしろで尻尾の先だけ黒いので『シッポ』と名付けようかと思ったがしかしそれは・・・」
俺は素早く携帯を閉じた。
世の中、最後の最後で頼れるのは自分だけなんだ。
覚悟を決めて、重い身体を引きずって玄関へと向かった。
ドアノブを回そうとかけた手が、思うように動かない。
まだ家の玄関だというのに、嫌な汗をたっぷりとかいている。
とりあえず、心を落ち着かそうと、自称神様の落書きを最後まで読んでみようと思った。
俺はそれほどまでに追い込まれていた。
俺は地の巻の続きに目を通した。
「これを開いているという事は、第一のピンチが君に訪れたという事だろう。」
「そんな君に教えを授けよう。」
「だがしかしその前に聞いてほしい事がある。」
「この間、近所の家に猫が生まれて、私は目下その子猫の名前を考えるのに頭を悩ませているのだが、君はどう思う?」
「その子猫はまっしろで尻尾の先だけ黒いので『シッポ』と名付けようかと思ったがしかしそれは・・・」
俺は素早く携帯を閉じた。
世の中、最後の最後で頼れるのは自分だけなんだ。
覚悟を決めて、重い身体を引きずって玄関へと向かった。
ドアノブを回そうとかけた手が、思うように動かない。
まだ家の玄関だというのに、嫌な汗をたっぷりとかいている。
とりあえず、心を落ち着かそうと、自称神様の落書きを最後まで読んでみようと思った。
俺はそれほどまでに追い込まれていた。