チャット★ティチャー
その後は、明日から教室に来るようにと言われ帰る事になった。

咲美が終わるまで暇だったので授業中で誰もいない廊下を散歩した。

またここに通う事になれたか。

感慨深い想いにふける。

すると黄昏ている俺の背中を誰かが押した。

「よぅ、久しぶりだな、うんこ」

恭介だった。

「なっ・・お前、授業中だろ」

「てめーこそ、授業二年もさぼってたじゃねーかよ、引きこもりのうんこ君」

言い返す事ができない。

自分は大きく変われたつもりだったが、恭介に対しては何も変われていない。

「・・もう引きこもりはやめたんだ、明日からは学校に来るよ」

俺がそう言うと恭介は大笑いした。

「うんこもらした奴が、女にも振られておいてよく学校来れるよな、尊敬するよマジで。」

嫌味を言うだけ言って、恭介は去っていった。

苦々しい感情が湧いてくる。

俺は本当に変われるんだろうか。

恭介にちょっと言われただけで、今すぐにでも家に帰ってもう二度とここには来たくない、そんな気持ちになっていた。






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