☆メガネちゃんとモテ仔ちゃん☆

「良かったですね~」

私は適当に話を流した。

「千恵里教えて!」

「何ですか!!」

「方程式解けねえ!!」

「何で解けないんですか!!」

高1で方程式解けないんだったら中1からやり直してください。

―――……って、

「私の勉強が出来ないじゃないですかーーー!!!!」

何でこんなバカばっかり……!!

私今回のテスト大丈夫かな?




―――一週間も早いもんでして。


そして、テスト当日。

「むちゃくちゃ手応えある~!千恵里ちゃんありがと~♪」

あの女が私の手を握りブンブン手を振った。

後で手洗っとこ。

って私どんだけ潔癖症やねん。
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