☆メガネちゃんとモテ仔ちゃん☆
「目ぇ合っちゃった~♪」
そして椅子から転げ落ちる、と。
もはやお約束だな、これ。
「え、武本くんが好きなの?」
「カッコいいよねーっ!」
先程ぶつけたお尻をさすりながら翔子は起き上がった。
「しゃべったことあるの?」
美和が聞く。
「ない!」
そ、即答!
「絶対進展しないじゃんそれ!」
「やっぱ恥ずかしいしー……」
「乙女だねあんた……」
なんだかんだ言いつつ翔子は私の親友。
恋をしているのならちゃんと応援してあげたいし、協力したい。