☆メガネちゃんとモテ仔ちゃん☆


部屋に行くと翔子がカバンの中から勉強道具を取り出していた。

「千恵里遅かったねーあのおじさんと知り合いだったの?」

「んーこの前の温泉旅行のときに会っただけだけど」

「へー!!黄猿に似てるよね~(笑)」

翔子……!本人の姪が近くにいるのにそれ言っちゃ……!!

「さっきから美和ちゃん一言も喋んないよね」

そりゃそうだよ。

「明日雪降りそうねー」

翔子あんた失礼だよ。

私もそれ思ったけど(笑)。

「あっもう時間だ。行かなくちゃ」

「ホントだ」

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