☆メガネちゃんとモテ仔ちゃん☆
「千恵里ちゃん」
瀬川美和が口を開いた。
「何?」
「さっきの人からさっきの人があたしの叔父さんってこと聞いた?」
「うん」
「あの人にあたしの情報とか教えないでね?喋りたくないし」
「どうして?実の叔父さんでしょ?」
私は思わず聞いてしまった。
「とにかく!!!あたしはあの叔父さんはあたしの中ではいない人って決めているんだから!!ごめんね千恵里ちゃん、こんなこと頼んで」
瀬川美和は申し訳なさそうに階段を降りた。
やっぱり瀬川美和は嫌っていたんだ。
実の叔父を……。