☆メガネちゃんとモテ仔ちゃん☆


……仕方ないので私は一人で足湯につかっていた。

一人で足湯って……!

本当はケイか翔子、どちらかと一緒につかりたかった。

一人で待っているのは嫌だって思っていたが、一人で足湯につかるのはもっと嫌だってことを今知った。

「……暇」

私は一人呟いた。

やっぱり部屋に戻ろうかな?

部屋には内緒で持ってきたマンガがある。

私が立ち上がったときだった。



「千恵里ちゃん?」


おじさんだ。


< 88 / 154 >

この作品をシェア

pagetop