百鬼夜行が行く


寝ている僕の頭の近くで鬼たちが囁いていた。


知ってる。

じいちゃんが昔、話してくれた奴だ。


たくさんの妖怪や鬼が行列していく様を思い浮かべる。


僕はぐっと息を潜めた。

起きていることに気づかれちゃいけない。


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