【企画・短編】瞬きさえも


慣れない様子の瑠璃を尻目に
テキパキ指示をしながら
準備をする。

「お二人とも素敵ですよ」

絶賛する執事の柊に
待ち合わせ場所まで
送ってもらった頃には、
ちょうど太陽が山の影へと
その姿を隠そうとしていた。


生徒会長命令で渋々
参加することになった樋野と
命令した本人の玲は、
すでに待ち合わせ場所に
来ていた。





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