短編-ワガママな恋。〜始まりのあの日〜




「じゃ。」







幸正は前を向いたまま、手のひらをひらひらさせて手を振った。






あたしはそんな幸正を、ただ呆然と立ち尽くして見ていた。











今…何て言ったの?
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