短編-ワガママな恋。〜始まりのあの日〜



そう言うのと同時に、放送が流れた。





『二年、水沢マコ。至急職員室に来なさい。』









やべ、





「昨日のこと…だよね。」



自分の顔が、どんどん青ざめるのが分かる。

言い訳なんか考えてないよ〜!



「だろうね。」


サナエはニヤニヤしながら言った。




くそ、他人事だからって!






あたしは重い足取りで、職員室に向かった。
< 54 / 77 >

この作品をシェア

pagetop